
はじめに
私は、自分の子どもを育てる前に保育士として子ども達の成長に携わってきました。
とは言え、どれだけ子どものことを勉強したとしても、身の回りのお世話のお手伝いをしたとしても、まだおしっこが出てないのによく分からないまま慌ててオムツ替えてしまったり、寝かしつけも失敗しまくったりしていざ、自分の子どもの子育てが始まったらあたふたします。
思い通りにいかない子育てにてんてこ舞いになりつつも、これだけ一緒に毎日いるのにいつのまにか成長している我が子の姿に寂しくなったり嬉しかったり、次の成長が待ち遠しかったりと気持ちが忙しい毎日です。
まだ子育てが始まって10ヶ月ですが、私が、我が子と向き合ってきた中で実践してきたことをご紹介いたします。
赤ちゃんとの過ごし方
保育士はしていても、新生児の赤ちゃんと過ごすのは初めてで、どう遊んだり過ごしていいか悩んだりしていました。だからといって外に連れていけないので家での過ごし方を考えてみました。
カラオケ
もちろん、家の中で歌うのは自分です。(笑)
赤ちゃんに喋りかけても、返ってこないし話す言葉も限られてるので、話してあげたいのに、何を話したらいいか分からなくなりますよね。赤ちゃんの歌や歌遊びももちろん可愛らしくていいのですが、私はそんな時に自分の好きな歌を歌っていました。
赤ちゃんは、お母さんに抱っこがしてほしくて泣くことがあります。他のことでも泣くことなんて、いっぱいありますよね。そんな時に、抱っこしながら自分の好きな歌を歌ってると、いつのまにかカラオケみたいになっててストレス発散になって、いつのまにかグズグズだったのに寝てた…なんてことがたくさんありました。
お母さんの声を聞いて安心するのでしょうか。歌を歌うことで、お母さんもリラックスしているので、赤ちゃんも同じようにリラックスするのかもしれません。
一日中赤ちゃんと一緒に居て幸せなはずなのですが、母親もやっぱり人間なので泣かれるとイライラしたり、なんで泣くの?おっぱいあげたし、オムツも替えたし抱っこもしてるのに….何がいけないの?と思い詰めてしまうこともあります。
子どもが泣くこと、言うこと全てに全部答えなくていいと思います。大人の私達だって、嫌な時イライラした時泣きたい時、まともに返されるより気分転換にドライブに連れて行ってもらえた方が気持ちが楽になりませんか?赤ちゃんも大人と同じだと思います。
自分の好きな歌を歌うことで、まずお母さん自身がリラックスしましょう。赤ちゃんの気も紛れるでしょう。お腹の中から聞いていたお母さんの声が聞けるだけで安心もするのではないでしょうか。
上手くいかない時は
それでもやっぱり赤ちゃんは泣きますよね。顔を真っ赤に一生懸命に。
我が子でも、耳を塞ぎくなることいっぱいあります。他にも離乳食を食べない、夜泣きがひどい、上手くいかないこと、とにかくたくさんありますよね。
そういう時は、「赤ちゃん業を一生懸命やってるねえ」と、声を掛けたり思うようにしたりしていました。
ただ泣かれると、嫌がられると気持ちに余裕が無くなりがちですが、そういう時こそ、「赤ちゃんだから、赤ちゃんのことやってるんだよねえ」と思うようにしたら、「しょうがないか」と不思議と思えてきました。あと、泣くことに気をとられないで、勝手に赤ちゃんとお喋りしていました。
特別な言葉掛けをしないといけないとか言葉を選ばなくてもいいと思います。「大好きだよ」「大きくなったね」「美味しいねえ」「泣きたかったよね」など。
赤ちゃんのことが分かってあげられない時は、一緒に泣いたり、分かんないよ!って言っちゃってもいいと思います。
子育てはそれだけが全てじゃないし、毎日あるものだから頑張れる時は頑張って頑張れない時は、しんどいって弱音を吐いてもお母さんが悪いわけでは絶対にありませんよ。お母さんだって、ママ業毎日頑張っているのですから。
最後に
いかがでしたでしょうか。多くの家庭で実践されていたことだったかもしれませんが、特別なことがなくたって、私たちが我が子が居てくれるだけで、笑ってくれるだけで満たされるように赤ちゃんもお母さんが居てくれるだけで、笑ってくれるだけで満たされるのです。