
ポトスは時々植え替えると長持ちします
ポトスは、初心者でも育てやすい観葉植物で、生育環境が良ければどんどん成長してくれます。
我が家のポトスも、ぐんぐん成長を続け、つるも伸びるに任せていたせいで、茎が長く、間延びした感じになっているところも多くなってきました。
時々剪定を行ってはいましたが、今回は植え替えを行うことにしました。植え替えは、夏場の暖かい時期が向いています。
放っておくと鉢の中で根がいっぱいになり、古い土では酸素や栄養分が不足して、葉先に十分な栄養が行かなくなるので、色が悪くなったり、ぬけたり、枯れたりしていまします。
だいたい2年ほどで鉢の中が根でいっぱいになると言われています。鉢の底から根が伸びているようだと、植え替えのタイミングです。
新しい鉢と土を用意して植え替えます
水はけをよくするために、鉢底に小石を敷き、用意した土を3cmほど敷きます。ポトスを鉢から出し、からまった根をほぐしながら、枯れた根や古い土を落とします。形を整えて鉢に入れ、土をかぶせていきます。
長く伸びていたポトスのつるがくせを持っているので、なかなか鉢にまっすぐ収まらず、うまい具合に形をつくることが難しかったです。
ここでバランスよく、鉢いっぱいに植えつけてあげることができると、こんもりとした見栄えのいいポトスに仕上がってくれるのでしょうが、慣れていないせいもあり、理想通りにはいきません。
植え替えの際、何本かのつるは、根元近くで葉が落ち、茎だけになっていたので切り、葉が残っている部分は挿し木にします。他のつるも根元からそこそこの長さまで残して切り、後は挿し木にします。
ずいぶんスッキリとしました。植え替え後は、鉢底から流れ出てくるくらい、たっぷりと水をあげます。
その後、1~2週間は、あまり日当たりのいい場所に置かないようにします。
植え替え後のポトスはとてもデリケートなので、しっかり根付いてくれるまで、時々霧吹きで葉に水分を与えるなどして様子をみてあげましょう。
挿し木とは?
挿し木は、ポトスを増やす時に行います。水に挿す方法がやりやすいです。
葉が出てくる部分(気根)が節目です。それを1~3くらいずつになるように切ります。気根1つにつきに葉っぱ1枚のセットにします。気根のすぐ先部分を切ると、その切口から水を吸い上げ、新しい根がでてきます。
根が出てきたら、鉢に植えてあげます。そうするとやがて新芽がでてきます。
水挿しの間は、水が傷まないように2日に1回は水を変えてあげることが大事です。
ハイドロカルチャーにチャレンジ
挿し木で発根させたポトスは、ハイドロボールという人工培土で育ててみます。
ハイドロカルチャーとは水耕栽培のことで、穴のない透明な容器で水の管理をします。
容器に穴がないため、受け皿の必要もなく、室内でインテリアとして置くのに向いています。
やり方もとても簡単!容器に根腐れ防止剤「ミリオンA」を入れ、ポトスを植え、ハイドロボールを敷きつめ、容器の4分の1~5分の1まで水を入れます。これで完了です。
その後の水やりは、容器の底に水がなくなって、2、3日経ってからやるようにします。根腐れ防止のため、根が常に水に浸かっている状態を避けることが大事です。カルチャーボールの表面が乾いてきた頃が水やりの目安です。
根っこの状態を観るために、透明の容器が向いています。また、ハイドロボールは、洗って、繰り返し使うことができるので経済的です。
身近に緑のある生活を始めてみませんか。