
肌寒くなると食べたくなる煮込み料理
味が染みた大根や、ジューシーな煮込みハンバーグ、おいしいですよね。でもそんな煮込み料理を作るには、手間と時間が必要です。今回は、簡単かつ楽においしく作れる優れものを紹介します。
スロークッカーって何?
簡単に言うと、電気鍋です。ただし、普通と違うのは、低温加熱をしてくれるということです。アメリカではポピュラーなようですが、日本ではあまり知られていませんね。
電気鍋なので、キッチンにいなくても勝手に調理してくれるのがいいところ。もちろん外出していても焦げ付く心配はいりません。
似たようなものにシャトルシェフがありますが、こちらは加熱機能がありません。あくまで調理したものを温め続け、おいしくしてくれるものなので全くの別物です。
例えばカレーを作る場合、シャトルシェフであれば出来上がったカレーをシャトルシェフに入れます。鍋の中は魔法瓶になっているので、保温してくれます。こうすることで、味が染み込み具材も柔らかくなり、おいしいカレーができあがります。
こちらをスロークッカーで作ると、全く別物。切った野菜を生のままスロークッカーに入れて、お肉も生で投入し、ルーは溶かして上からかけます。そして加熱開始ボタンを押すだけでカレーができあがるのです。所要時間、10分。このまま出かけてしまってもOK!帰ってくる頃には熱々のカレーが出来上がっています。
スロークッカーのメリット
ではここで、メリットをまとめます。
- 調理が簡単にできる
なんと言ってもこれが一番。食材を切って、調味料を入れてスイッチオンで出来ますから。煮込み料理は時間がないとできませんが、スロークッカーを使えば忙しい時にもおいしい煮込み料理が作れます。 - 料理がおいしくなる
簡単にできて、しかもおいしいなんて最高ですよね。スロークッカーは低温でじっくり煮込んでくれるので、煮込み料理が苦手な人でもおまかせしてしまえば本格的な料理ができるのです。ルーを入れるだけのカレーでも、普通に作ったのとは味が全然違ってできますよ。低温でじっくり加熱した野菜と肉のうまみが溶け合って、一味違うカレーになります。 - 安心して使える
火を使わずに調理できるので、安心安全です。ガスで煮込み料理を作っていると、見ていないと吹きこぼれや焦げ付きが心配ですが、そんなことはありません。また、電気代も安く、1時間4円ほどで使えるようです。
スロークッカーのデメリット
反対に、デメリットと考えるところは以下の点です。
- 置き場所を取る
スロークッカー、結構大きいです。私が使っているものは、直径・高さともに30センチほどあります。収納場所も取りますし、調理中はスペースを確保しておかないと他の料理ができなくなるので、キッチンがそこまで広くない場合は注意です。ほっておくだけなので、ダイニングテーブルの上で調理してもらっても良いですね。 - 調理時間がかかる
クックパッドで調べるといろいろなレシピが出てきますが、平均して、少なくても3時間ほど煮込み時間がかかります。カレー、ポトフ、焼きいも、肉じゃが等が3時間ほど、ミートソースは8時間なんてのも・・・
普通にガスで作れば1時間もかからなかったりするので、短時間調理を求める場合は向いていないでしょう。
スロークッカー選びのポイント
様々なメーカーから販売されているスロークッカー。確認するべきポイントをまとめました。
- タイマー機能があるか
スロークッカーは調理が終わるとそのまま保温状態になります。この時、保温しすぎると味が濃くなったり、料理によっては表面から固まってきたりします。仕事等で長時間外出する場合は、帰宅時間に合わせてタイマーを設定することができると良いですね。 - 直火調理ができるか
我が家のスロークッカーは、中の鍋を取り出し直火調理ができます。これができると、電源を切って中身が冷めてしまった時でもすぐに温めることができます。 - 手入れのしやすさ
使い終わったら全ての調理道具を洗います。ひとつひとつ取り外しができるものを選びましょう。
口コミの評価
- もともと料理は得意ではありませんが、このスロークッカーに適当に材料を入れて数時間放置して煮込むだけでプロ並みのおいしい料理ができました。
- 肉じゃがを作りました。大き目に切ったじゃがいもがホクホクに、荷崩れせずおいしくできあがりました。
- 7時間の煮込み時間でテールスープを作りました。箸で骨から肉がほどける!!あまりにおいしくお店以上の出来だと思いました。
- おでんや角煮などの煮込み料理に重宝しています。タイマー機能を使って夜中に調理してもらっています。圧力鍋とは違った出来上がりで、味染み染みでおいしいです。
まとめ
これからの季節、恋しくなる煮込み料理。
スロークッカーを使って熱々料理をぜひ作ってみてくださいね。