
被せ物にも寿命がある
少し前、数カ月程歯科医院に通っていました。一度、治療したことがあり、被せ物をしている歯の調子が悪くなったので、再治療をしていました。
一度治療して、被せたからといって安心ではなく、保険範囲内での被せ物(銀歯など)は、耐久年数が10年ほどなので、とれてしまったり、隙間から虫歯になるということはよくあるようです。
歯科医院の選び方
久しぶりに歯科医院に行くとなると、以前通ったことのあるところ、近所に新規オープンしたところ、口コミで評判のいいところと、まずどこに行こうかと悩みます。
いざ、通うとなると、職場に近いところか、夜間診療のあるところなど、限定もされますよね。
通いやすさを優先して、自宅近くの新規オープンの歯科医院に様子見がてら行ってみたところ、そこの先生が、よく話をされる先生で、いい歯科医院とは、
- 診療明細がわかりやすいこと
- 治療前に納得がいくまで説明してくれること
と言われていました。
かかりつけ医がいると安心
私が長きにわたってずっとお世話になっている歯科医院のひとつが歯科大学附属病院です。
随分前に親不知の抜歯をした時から、歯の治療のことで困った時は、お世話になっています。
前回の治療以降、3ヶ月に一度の定期検診にも通うようになり、歯に関する悩みや、普段の手入れ方法など、教えてもらっています。
そこで歯の掃除の最後にいつも使っているのがデンタルフロスです。
長い糸状のものを歯の隙間に入れて汚れが残っていないか、チェックをしてくれます。
歯ブラシだけでは足りない。フロスや歯間ブラシを使おう!
自分の歯の汚れ具合をパソコンソフトで作成したイラストで見せてもらうと、表面や裏はきれいに磨けているのに、歯間によごれが残っています。
治療前なので、いつもより念入りに磨いたにもかかわらずです。
このことからもわかるように、歯ブラシだけでは歯間の汚れまできれいに取り除けないのです。結果、プラーク(歯垢)や食べかすが残ってしまい、虫歯の原因にもなってしまいます。
健康な歯茎は歯と歯の間が狭いので、フロスがお勧めです。

写真は、GUMデンタルフロス。ワックス付きなので歯間に入りやすく、水分を含むと糸が膨らむので、しっかり汚れを取ってくれます。
ただ、こういった、長い糸状ものは、慣れが必要で、初心者にはちょっと難しいので、持ち手の付いたタイプのものが使いやすくてお勧めです。

歯の間に隙間がある場合は、歯間ブラシが向いています。
歯間ブラシは、サイズがあるので、自分の状態にあったものを使うことが大事です。いずれもドラッグストアで買うことができます。
将来の健康維持にも役立つ、歯の定期検診を利用してみて!
歯の健康のためには、毎日の歯ブラシによるブラッシングが一番大切です。
そして、歯ブラシだけでは取りきれない汚れをフロスや歯間ブラシを使って取ります。
それでもどうしても磨き残しは残ってしまいます。なので、3ヶ月~半年くらいの間隔で、定期検診を受けるようにすればいいのではないかと思います。加齢とともに、歯茎が下がってきて、歯周病にもなりやすくなってきます。
歯の健康は、体の健康にも大きくかかわっています。
健康な歯できちんと嚙むことで、元気や若々しさを保て、先々の認知症の予防にもつながっていきます。
気づいた今から歯の健康習慣を始めてみませんか。