
世界レベルのコンクールもライブ配信で視聴できる!
今年の11月に、2週間余りに渡って行われた浜松国際ピアノコンクール、 3年に1度の開催で、今年は、10回目となる節目の年でした。
恩田陸さんの著書で、このコンクールをモデルにした小説「蜜蜂と遠雷」は、直木賞と本屋大賞をダブル受賞し、大ヒットしました。
そのせいもあってか、今年は1次予選から満席で、小説さながらの熱い戦いが繰り広げられました。優勝は、トルコのジャン・チャクムルさんでした。
歴代を含む日本人最高位の2位になったのが牛田智大さんです。彼はもうすでに活躍していて有名なので、知っている人も多いと思います。さらには、国際コンクールで、日本人4人がファイナリストになるという素晴らしい結果を残しました。今後の活躍が楽しみです。
コンクールの全日程をライブ配信していたので、時間の許す限り視聴していました。
そして、改めて、ピアノという楽器はすごいな、と思いました。

ピアノは、他の楽器と違って、両手を使って、メロディーと伴奏を弾くことができます。オーケストラより音域が広く、すべての楽器をカバーできるので、1台で、オーケストラの役割を担うことができます。
そんなすごい楽器なのに、鍵盤を押すだけで、きれいな音が出せるので、楽器初心者が取り組みやすいのも大きな魅力です。
子供の頃、習っていたという人も多いことと思います。また、子供さんを習わせているご家庭も多いと思います。
ピアノの歴史
そんな魅力的なピアノという楽器のルーツですが、古くは1本弦から始まり、ダルシマー、クラヴィコード、チェンバロ、と変遷を遂げ、1700年頃、ハンマー仕掛けで弦を打って鳴らすという現在のピアノにつながるメカニズムが発見されました。
強弱両方の音を出せることから、当時はピアノフォルテと呼ばれていました。やがてピアノと短くして呼ばれるようになり、現在に至っています。
ヤマハ、カワイ、世界を代表する2大メーカー
コンクールでは、コンテスタントがピアノを選ぶことができます。海外で行われるトップクラスのコンクールでも、今や、スタンウェイと並んで、ヤマハ、カワイは人気があります。
どの楽器を選ぶか、ということがコンクールやリサイタルにおいて、演奏の出来を左右するほど大切なことと言われています。
調律師さんや、メーカーにとって、自分たちが手掛けたピアノで、いい演奏をしてもらえる、というのは最もうれいいことだそうです。
電子ピアノ
自宅でピアノを練習したくても、ピアノは大きく、値段も高いので、なかなか購入も難しいです。
そんな時おすすめなのが電子ピアノです。
ヤマハ、カワイはもちろん、ローランド、カシオ、コルグなどのメーカーがあります。電子ピアノは、安価で、場所も取りません。音量調節もでき、ヘッドホンを使えば時間を気にせず練習もできます。調律の手間もかかりません。
最近では、タッチや音色もどんどん進化してきて、本物のピアノ以上の機能をもつものも登場しています。
興味のある方は一度楽器店に足を運んでみてください。きっと自分に合う楽器に出会えると思います。
初心者でも弾ける楽譜が豊富

1曲から楽譜をダウンロードできるネットショップがあり、わたしも時々利用します。
同じ曲でも難易度別に分けて売られているので、初心者でもチャレンジしやすいです。
不思議で魅力的なピアノ♪
鍵盤を押せば、だれが弾いても音が出せるピアノ、それでも、弾く人や選ぶ楽器によってまるで違ったような曲にもなる不思議な楽器です。
もしかすると眠っている才能が開花するかもしれません。ぜひ、お気に入りの曲にチャレンジしてみてください。