
そもそも風邪とは?
風邪というのは、病名のことではないということをご存知でしょうか。
風邪の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・せき・発熱・関節痛・のどの痛みなどがありますが、これらの症状を引き起こすウイルスや細菌は特定することが困難なほどたくさんあります。そのため、まとめて「風邪」と呼んでいるんですよ。
風邪は、3~7日ほどで治ることが多いものです。見分けがつきにくいインフルエンザは、高熱や全身の痛み・倦怠感が突然強く出てくることが特長となっていますので覚えていてくださいね。
1.手洗い・うがい
風邪のウイルスは、様々なルートから身体の中に侵入してきます。経口感染、飛沫感染、空気感染、接触感染など…人ごみでは、その場にいるだけで感染しやすくなってしまいますので、こまめな手洗い・うがいが重要です。
うがいは、口の中の細菌やウイルスを減らし、のど・鼻の粘膜を潤すことができます。手洗いでは、石けんを使って丁寧に洗うことで手についた細菌やウイルスを洗い流すことができます。水だけでは落ちないので、必ず石けんを使うようにしましょう。

2.栄養バランスのとれた食事
食事は、からだを作る基本となりますので、栄養バランスのとれた食事で強いからだを作っていくことが大切です。
なかでも、ビタミンCは免疫力を高める働きがありますので、野菜や果物を積極的にとっていきたいものです。また、風邪をひいたらネギが良いとよく聞きますが、ネギには抗ウイルス作用がありますので、やはり日頃から食べておきたい食材といえるでしょう。
3.充分な睡眠時間の確保
充分な睡眠をとることは、多くの医師が風邪予防の基本と位置付けています。睡眠不足が続くと、からだの抵抗力が低下してしまいますので、風邪をひきやすくなってしまいます。
からだの免疫力をしっかり万全の体制にしておくことで、細菌やウイルスにしっかり抵抗することができるでしょう。
4.保湿をする
鼻やのどが乾燥してしまうと体内にウイルスが入りやすくなってしまいますので、しっかり保湿をすることが大切です。湿度が高いところでは、ウイルスの活動が鈍るそうですよ。
こまめに水分補給をしたり、加湿器をつけたり、マスクをして寝たりすると効果的なので実践してみてください。温度計&湿度計を置いておくと部屋の状態が分かりやすくなります。

5.からだを冷やさない
「冷えは万病のもと」といいますが、からだが冷えていると風邪をひきやすくなります。風邪をひく直接的な原因は細菌やウイルスによるものですが、からだが冷えていると免疫力やウイルスなどに対する抵抗力が低下してしまうそうです。
からだを温める方法は色々ありますので、やりやすいものから取り入れていきましょう!ポイントは、首・手首・足首の動脈が流れているところを温めると全身が温まりやすくなることです。
また、からだを温める方法として一般的によく知られている生姜をとることや運動をしてからだを動かすこと、薄着をしすぎないことなども軽視できません。
日頃から、からだの冷えに関しても意識して対策をとってみてくださいね。