
旬のブリを使っておいしい料理を作ろう
すっかり寒くなり、温かい料理が恋しくなってきました。
冬に食べたい料理と言えばどんなものがあるでしょうか。
シチュー、豚汁、ミルフィーユ鍋・・・たくさんありますが、この時期特に脂が乗っておいしくなるブリを使った料理もまた冬に食べたいメニューのひとつです。
今回はそんなブリを使った絶品ブリ大根のレシピを紹介します。
煮ないで作る簡単おいしいブリ大根
私が参考にしているレシピは、フレンチの水島シェフ考案の科学的調理法で作るブリ大根のレシピです。
以前、餃子の作り方を紹介したときに出てきましたが、肉や魚を調理する際にじっくり低温で調理することで素材の旨味を引き出す方法です。
ブリ大根を作る場合に多い悩みとしては、ブリの臭みが取れないこと、ブリが固くなったりパサついたりしてしまうこと、大根にうまく味が染み込まないことなどが挙げられます。
このレシピを使うことで、簡単ですが悩み知らずの絶品ブリ大根が出来上がりますよ。
レシピ紹介
では、材料と作り方を紹介していきます。
今回は4人分(ブリ4切れ)の分量を紹介します。分量が多い場合は調整してくださいね。
□材料
ブリ | 4切れ |
大根 | 500g |
生姜 | 適量 |
酒 | 80cc |
醤油 | 50cc |
砂糖 | 40g |
□作り方
- ブリを鍋に入れ、ブリがかぶるくらいの塩水を入れます。
塩水は0.8%の濃度で用意します(500ccの水であれば4gの塩を溶かして作ります)。
この塩水でブリに火を通すことで、ブリの臭みが取れます。
鍋を弱火にかけて65℃を超える前に火を止めて蓋をし、5分置きます。
ブリは高温で調理すると固くなりパサついてしまうので、低温のままじっくり火を通すことで柔らかく仕上がります。
65℃の目安はアクが出てきてお湯が白っぽくなってきた頃です。私は温度計を持っていないので、ある程度のところで火を止めていますが多少65℃を超えても大丈夫そうです。
ザルにあげ、ぬるま湯で表面をサッと洗ったらキッチンペーパーで水分を軽く拭き取ります。これでブリの臭みを徹底的に取っていきます。 - 大根の皮を剥き、輪切りにしてから4等分にしていきます。厚みはお好みで。面取りなどの作業はいりません。
鍋にお湯を沸かし、沸騰したら大根を入れて竹串がスッと刺さるまで茹でていきます。大根はお湯から茹でることで、味が染み込みやすくなります。 - ブリと大根をポリ袋かジップロックに入れておきます。
- 調味料を鍋に入れて煮立たせ、3.に流し入れます。
袋の空気を抜いて口を縛り、1時間以上置きます。食材は冷めるときに味が染み込んでいくので、その原理を利用して放置することで味を染み込ませます。
簡単調理で絶品ブリ大根
今回は、煮ないで作るブリ大根のレシピを紹介いたしました。
ほとんど放置で出来上がるので、キッチンで調理をする時間は20分ほど。
味は染み染み、ブリは柔らかく旨味がしっかり残ったブリ大根が完成します。
煮込んでいないのに大根はあめ色に仕上がり、失敗知らずのメニューです。ぜひ、得意料理のひとつに加えてくださいね。